はらゆか です。
すぐバテちゃう方、いませんか?
長時間練習が連日続くと
音だしの時点でバテを感じたり...
大きい音や高い音を吹くと
すぐ疲れて続きが吹けなかったり...
一曲を最後まで吹き切れなかったり...
これには、明確な原因があります。
その原因さえ取り除けば、
あなたは格段にバテにくくなります。
私も昔はバテやすい方でしたが、
これを意識し出してからは唇の体力がめちゃくちゃ上がって
いつの間にか
10時間のレコーディングで
吹きまくっても全然平気な
アイアンリップになってました!
ぜひ最後まで読んで、あなたも
自分のものにしてください。
まず、金管楽器は唇を震わせて音を出しますよね。
その唇の振動を支えているのが
口の周りの筋肉。
この筋肉を口輪筋(こうりんきん)といいます。
いくつもの筋肉が合わさって、
文字通り口の周りを輪のように
囲んでいる筋肉です。
もちろん他の筋肉もたくさん動いていますが、
この口輪筋は特に大活躍しています。
プロの金管奏者は、大体この口輪筋がムキムキです。
私含む(笑)
●振動している唇
●振動を支えている口輪筋
この二つが、金管楽器奏者にとって
とっても大切なんですよね。
では、ここで本題です。
なぜあなたはバテやすいのか。
それは、
唇と口輪筋をマウスピースで
押し潰しているからです。
私は今まで何百人もの生徒さんを
レッスンしてきましたが、
約9割の方の原因がこれです。
演奏しながら、無意識のうちに
口にマウスピースを押し付けて
いるんです。
バテやすいあなたは、
吹くとすぐにマウスピースの跡が
付きませんか?
口のマウスピースがあたる場所が
へこんでいませんか?
当てはまる方は、押し付け過ぎです。
マウスピースを口に押し付けると、
血管が押し潰されて血流が悪くなる
↓
血液から酸素や栄養を取り込めず
口輪筋が踏ん張れなくなる
↓
唇が振動しにくくなる。
これがバテの正体です。
これを解決する方法は、ただ一つ。
マウスピースを唇に軽く乗せるだけで吹く!
これだけです。
マウスピースは唇に触れてるだけでいいんです。
こうして吹いてみると、
マウスピースが唇に乗ってるだけで
意外とちゃんと音が出ることに
気づくと思います。
むしろリラックスして
より開放的な音になっているんじゃないでしょうか?
そうなんです。
どんどんリラックスして
大丈夫なんです!
現代の楽器はめちゃくちゃ研究
されているので
少しの振動でものすごく鳴りやすいように造られています。
あなたはそんなに頑張らなくて
大丈夫なんです。
楽器のパワーをもっと
信頼しましょう^^
もちろん高音のときなどは多少の
圧がかかるかもしれませんが、
この「乗ってるだけ」の状態を
保つ意識をするだけで
今までと比べ物にならないほど
唇の体力が上がります。
人が習慣を身に付けるには、
約3週間かかるそうです。
今日から3週間は意識し続けて
ぜひこれを習慣にしてみてください!
これであなたも
アイアンリップの仲間入りです。
最後まで読んで下さってありがとうございます。
あなたがトロンボーンを心から楽しむことを
今日も応援しています。
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コメント 記事に関するご感想などご自由にどうぞ^^
はらゆかさん、初めまして。SNSからこのブログを知りまして、今私が得たいものが、そのままタイトルになっていて、参考にさせていただいております。
私は、中高6年トロンボーン吹いて、それから30年ブランクがあり、最近楽器を買って楽団に所属して日々練習しています( ˊᵕˋ 😉
30年モノは、音は出なくなる、リップスラー出来なくなる、高音はバテて曲中出ない!と凹みまくることばかりです笑笑(*^^*)
しかし、はらゆかさんのおかげでアイアンリップ笑笑(*^^*)や、口輪筋ムキムキ!って私が1番衰えてた所だと気づく事が出来、まだ3週間は継続出来てませんが、バテにくくなって、高音が少し出やすくなりました*\(^o^)/*
これからのブログアップ楽しみにしています!どうぞよろしくお願いします。
ZUNさん、ありがとうございます。
お役に立てて嬉しいです!
ブランクがあるとリップスラーや高音のコントロールが上手くいかないのとてもよく分かります。
私も吹かない日が少し続くだけでかなり吹き心地が変わったりします(笑)
口輪筋の筋トレで高音が出やすくなったとのこと、私も嬉しいです♪
コツコツ続ければこれからも益々アイアンリップになれますから安心してくださいね。
またご質問やご感想があればいつでもコメントでお知らせください。
ブログ記事も定期的にアップしていきます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします^^
47才、中年男性です。中学、高校は吹奏楽部、大学はオーケストラでトロンボーンを吹き、社会人になってからも地元のアマオケでトロンボーンを吹いています。ずっと自信を持って演奏出来ていましたが、5年くらい前(42才)から急激に衰えを感じて来ました。すぐにバテるし、スラー、タンギングも若い時の様に出来なくなりました。現在は会社員のため個人練習は週一で1時間程度が精一杯です。12音階で前半6音階でロングトーン、残り6音階でタンギング、その後にリップスラーの練習をしています。しかし改善の兆しは無くどうしたら良いのか分かりません。所属しているアマオケは週一、土曜日の夜に2時間半練習しています。何かご助言を頂けると大変有難いです。
悩める中年男性さん、ご質問ありがとうございます。
バテやスラーやタンギングが気になるのですね。
共通する原因として、口周りや舌の筋力の低下が考えられます。
どんなプロでも年齢によって筋力が変わって練習内容も変わるものですから大丈夫です。
筋力を補う練習をしてみましょう!
【⒈楽器を吹いてないときもできる筋トレ】
アンブシュア(楽器を吹くときの口の形)を一瞬グッと強く作ります。
唇を真ん中に集めるのと外に引っ張るのを5割ずつで力を入れる感じです。
グッと力を入れるのを100回連続でやってみましょう。
口周りの筋肉(口輪筋)がズーンと疲れた感じがしたら筋トレ成功です!
これを私は学生のときに一日2000回やっていました(笑)
100回を1セットとして朝の通勤時に1セット、お昼休みに1セット…というように、できる範囲のセット数をやってみて
ください。
だんだんできる数が増えて、バテの改善やリップスラーのコントロールアップに繋がると思います^^
【⒉タンギングのための筋トレ】
チューニングB♭でテンポ100の16分音符を連続して4拍吹きます。
これを下のB♭までの音階全ての音で吹きます。
今度はテンポを110にしてチューニングB♭から同じことをします。
次はテンポ120で同じことをします。
これでどこまでテンポを上げられるか試してみてください!
舌がズーンと疲れた感じがしたら、これも筋トレ成功です
音出しの度にこのタンギング筋トレをすると舌の筋力がつくので、だんだんタンギングできるテンポが上がって曲中でのタンギングコントロールがしやすくなると思います。
…文章が長くなってしまいましたが(笑)
この2つの筋トレがオススメですので、できる範囲でぜひやってみてください^^
大変親身なご説明、アドバイス、本当に有難うございます。「年齢に負けずに頑張ろう!!」という前向きな気持ちになれました。「筋トレ」頑張ります。はらゆか様の今後の益々のご活躍を祈念致します。それと今月、ご結婚されたのですね。誠におめでとうございます!!公私共に充実された日々をお過ごしされることも併せて祈念致します。
参考にしていただけて嬉しいです!
私も練習しながらいつも「筋トレ」をイメージしています。
一緒に楽しみながらやっていきましょう。
ありがとうございます!6月に結婚いたしました^^
これからも演奏やブログ発信に邁進していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします♪
初めまして、こんにちは。
社会人の吹奏楽団でトロンボーンを吹いてます。始めて1年半くらいの初心者です。
すぐに唇がバテたり、ロングトーンが伸びなかったりして悩んでいました。
このブログを拝見して、昨日の練習で『唇はマウスピースに乗せるだけ』を意識したところ、練習後の疲労感が格段に違いました!
これからの練習でも、意識していきたいと思います。
他にも、ホール鳴りしない•音に響きがないことが悩みです、、今後の記事でアドバイスいただけると幸甚です♪
ブログの更新楽しみにしています。
はらゆか先生の益々のご活躍を、心よりお祈りしています。
Trombonicさん、ありがとうございます。
疲労感が軽減されたとのこと、とても嬉しいです!
ホール鳴りや音の響きについてこれからの記事に書かせていただきますね。
今月実は私の結婚式だったのでバタバタして記事の更新が遅れています(笑)
これからまた更新していきますので、楽しんで頂けると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします^^