ハーモニーをめちゃくちゃ美しくする方法

 はらゆかです。

トロンボーンのハーモニーって本当に
美しいですよね!
私も大好きです。

バッチリと合った豊かなハーモニーは
とっても幸せな気持ちになります^^



今回は、純正律
(第5音を高く、第3音を低く...というアレです)
を既に知ってくださっているものとして
話を進めていくので、

「純正律とは何か」が良く分からない方は、
ネットや本でぜひ調べてからこの記事を読んでみてくださいね。

とっても勉強になると思います。





さて、純正律でハーモニーを合わせようとしてると
こんな悩みがでてきます。

「純正律については取りあえず
知ってるんだけど、
なんかいまいち合わないんだよなぁ・・・」


そうなんです!
純正律だけではハーモニーは完璧に美しくはなりません。



では、なにが必要なのか?




今からハーモニーがめちゃくちゃ美しくなる方法
をお伝えします。







美しいハーモニーを作るには
チェックポイントが3つあります。





【① 音の入りと終わりをバッチリ揃える】


ハーモニーを合わせるとき、
チューナーとにらめっこばかりしていませんか??

ついつい伸ばした自分の音程にばかり
気を取られて、
音の入り/終わりが揃ってるかどうか
を見落としがちです。



例えば今、しっかりと純正律でピッ
チが合ったハーモニーだとします。


1回目は音の入り・終わりをバラバラに吹きます。

2回目は音の入り・終わりのタイミングや形をきっちり合わせます。



すると、伸ばしたハーモニーのピッチは同じなのに
2回目の方が音程が合っているように
聞こえます。


これは、人間には「音の入り・終わり」が
「音の印象」として
耳に残りやすい特徴を持っているからです。


音の入り/終わりをハッキリと揃えるだけで、
ハーモニーの音程も美しく合っているように聞こえるんです!







【② 音量バランス】


いくら純正律でピッチが完璧に合っていても、
音量のバランスが悪いと音の「うねり」が出来てしまいます。


「わんわんわんわん...」
という感じで波打って聞こえるのは、
ハーモニーがまだ完全に合いきってない
証拠です。



最もハーモニーが安定するバランスはこちら↓↓


メジャー(長調)ハーモニーのとき
根音>5音>3音


マイナー(短調)ハーモニーのとき
根音>5音=3音




言い代えると、
根音が一番 大きく
5音がその次に大きく
3音が一番小さく

(短調では3音もちょっと強め)



これが最も美しく響きます!



ハーモニー練習のとき根音→5音→3音
の順で重ねていくことが多いのは
この音量バランスが取りやすいという意味もあるんですね。







【③ 音色】


響きが少なくて薄い音同士だと、
いくら純正律が完璧でも
ハーモニーが不安定に聞こえてしまいます。


混ざりあう「のりしろ」の部分が少ないんですね。



逆に、細かい音程どうこうよりも
響きの多い分厚い音をイメージするだけで
みんなの音色が混ざりやすくなり
結果ハーモニーがめちゃくちゃ美しくなります。


響きの豊かな いわゆる「イイ音」の出し方は
こちらの記事を参考にしてみてくださいね。
↓↓
[ 音色が良くなる!チェック方法 ]
https://yuka-trombone.com/sound/







さて、3つのチェックポイント
いかがだったでしょうか?


実際、私が吹奏楽部やオーケストラ部の
レッスンに行くと
よくこの3つのチェックポイントをシェア
するのですが、


「え?これはもう全国大会クラスのサウンドですよね??
と別人クラスの神々しいハーモニーに
激変することも多々あります。


ぜひこの3つのチェックポイントを使って、

この世のものとは思えないくらい
美しいハーモニー

を堪能してください!



最後まで読んでくださりありがとうございました。

あなたがトロンボーンを心から楽しむことを
今日も応援しています。

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